会計論点解説 :タイ非公開会社向け会計基準 (TFRS For NPAEs) の改訂について
会計論点解説 :タイ非公開会社向け会計基準 (TFRS For NPAEs) の改訂について
これは、以前のTFRS for NPAEsでは、変化して複雑化した事業環境に適合しておらず、基準の改訂が必要と考えられたためです。
2022年改訂タイ非公開会社向け会計基準は2023年1月以降に始まる会計期間に適用されることになります。(従って、12月決算の会社であれば、2023年12月末決算で適用されます。)
移行期間における対応
この新しい基準は、原則として過去に遡及して適用されることになります。従って、過去の比較財務諸表(例:2023年12月末決算であれば2022年12月末決算数値)も新基準に沿って表示されることが要求されます。ただし、過去への遡及が、過去の取引の累積的効果等により困難と判断される場合には、遡及を行わず将来適用を行うことも許容されています。
現在、ほとんどの日系企業様では、タイ非公開会社向け会計基準を適用されていると思いますが、来期に向けての準備が必要と考えられます。
また、本ニュースレターでも、改訂内容について今後お伝えしてまいります。
(2023年2月作成)
免責事項
本記事は、作成日時点でのタイの法律等改正動向や一般的な解釈に関する情報提供を目的としております。内容については、正確性を期しておりますが、正確性を保証するものではなく、また作成後の法律改正等により最新の情報でない場合もあります。本記事の利用は、利用者の自身の判断責任となり、利用により生じたいかなるトラブルおよび損失、損害に対してMazarsは一切責任を負いません。個別の具体的な案件を進める場合には、事前に専門家へご相談頂きます様、お願い申し上げます。