論文式試験応援メッセージ!

論文式試験直前のタイミングに、受験生の皆さんへ応援メッセージをお送りします。

皆さん、こんにちは!
Mazars有限責任監査法人リクルート担当パートナーの井上です。 

論文式試験直前のタイミングに、受験生の皆さんへ応援メッセージをお送りします。

論文式試験まであと少し。ここまで来たら残りの期間は最後のラストスパートをかけて、皆さん各自で計画しているやるべきことを最後まで諦めずに頑張ってください。

今回のForvis Mazarsのリクルートブログでは、論文式試験直前の最後のメッセージとして皆さんに改めて公認会計士には無限の可能性があるということをお伝えしたいとともに、皆さんの最後のラストスパートの活力の一つになればうれしく思います。

公認会計士は、会計・監査のプロフェッショナルであり、多くの公認会計士は監査法人、アドバイザリーファーム又は事業会社に所属する組織内公認会計士といった形で活躍していますが、会計・監査以外の世界でも多くの公認会計士が活躍しています。

公認会計士が会計・監査以外の世界でも活躍することができる理由としては、公認会計士は試験勉強や監査法人での業務経験等を通じて、会計・監査だけではなくビジネスの世界で十分に通用する知識、スキル、視点、思考回路を高いレベルで習得しているからだと考えられます。

私が2004年に論文式試験に合格してから今年で20年が経ちます。私自身はこの20年間ずっと監査法人に所属しているのですが、これまで多くの先輩・同期・後輩が会計・監査以外の世界にチャレンジしていき、活躍している様子を見てきました。

会計・監査以外の世界といっても具体的にどのような業界で活躍しているのか。皆さんによりイメージを持ってもらうために、私の先輩・同期・後輩である公認会計士がどのような世界・業界で活躍しているのか紹介をさせてください。
 

1. 起業(スタートアップ関連)
若くて将来性のある日本のスタートアップ企業のサポートを通じて世界に新たなイノベーションを生み出すビジョンを持って起業。投資家(ベンチャーキャピタル)としての資金的サポートだけでなく、公認会計士の知識と経験を生かして経営指導や決算業務支援を提供している。自社以外の投資家に対してもスタートアップ企業に関するデータベースや情報管理ツールを提供している。
 

2.  起業(農業関連)
日本の農業や農家経営を変革するビジョンを持って起業。高品質な野菜や果物の生産を追求し、自らの農場で自家生産するとともに、公認会計士の知識と経験を生かして高品質な野菜や果物を生産しているものの経営や会計の知見があまりないために経営に苦しんでいる日本全国の農家に経営指導を提供している。
 

3.  起業(ロボット関連)
既に中国では実用化が先行している清掃用ロボットの日本への拡大を商機と判断して起業。監査法人の中国駐在時代に培った中国でのビジネス経験と幅広い人脈を生かして中国の大手ロボットメーカーから清掃用ロボットを仕入れ、日本のビルメンテナンス会社、百貨店、家電量販店等に清掃用ロボットを販売している。
 

4.  旅人
監査法人勤務後、時間に縛られない自由な生き方を求めて独立(会計事務所設立)。独立後、年間の半分ほどは旅人として生きる。サッカーワールドカップ期間中は開幕から閉幕まで現地滞在し、日本戦は全試合現地観戦している。現在はパリオリンピック観戦のためパリに滞在中(旅人からのパリオリンピック関連のSNS投稿を見て、とてもうらやましく思っています!)。
 

いかがでしょうか?公認会計士といっても本当に色々な人生・生き方があることを感じてもらえたのではないでしょうか?この4人の公認会計士とは今でも交流は続いており、たまに食事する時には会計・監査の世界とは違った話が聞けるのでとても刺激になります。私も年齢は40代になっていますが、まだまだ何か新しい世界にチャレンジをしていかないといけないなと思わせてくれます。

今回のForvis Mazarsリクルートブログでは、皆さんのラストスパートの活力の一つになればと思い、公認会計士になることで、会計・監査のプロフェッショナルになれるだけでなく、会計・監査以外の世界でも広く活躍できる人材になれる、すなわち公認会計士には無限の可能性があるということをお伝えさせていただきました。

最後に、皆さんが今までの成果を存分に発揮し、良い結果となることを心よりお祈りしております!何よりも皆さんが公認会計士を目指すことを決めた時のあの気持ちを思い出して、論文式試験終了の8月18日まで最後まで走り抜けてください!

次回は論文式試験後の投稿となります。Forvis Mazarsの今後のリクルートイベントを告知予定です。どうぞお楽しみに。

リクルート担当パートナー 井上融一